SPECIAL もっとわかる、エネルギーのこと

#でんきの達人

なぜ、コープで電気?

#第2回

でんき初心者ライター・ミポが、トドック電力営業部・カヨコさんと「コープのでんき」を学ぶ企画。
今月は注目の「再生可能エネルギー」のお話です。

検針票で気になった“再生可能エネルギー(以下・再エネ)”という言葉。これって、何ですか?
コープのでんきには、電力会社など提携事業者から供給を受ける『ベーシック電気メニュー』と、『再エネを利用したFIT(フィット)電気メニュー』の2タイプがあるのを知っていますか?
ベーシックはイメージがつきますが、FIT電気というのは初めて聞きました!
コープのFIT電気メニューでは、再エネで発電した電気を使います。再エネとは太陽光、風力など自然界に常に存在するエネルギーや、一度利用しても短期間で再生できるエネルギーのこと。再エネ発電の電気を100%使用しているのは、全国でも先駆け的な取り組みなんですよ
具体的にはどんな方法で発電されているんですか?
コープのでんきでは水力、木質バイオマス、風力…と道内3カ所の再エネ発電所と提携しています
ニセコ町の尻別川第一・第二発電所。川の水をパイプで20mほど落下させた力で水車を回して発電
江別市の木質バイオマス発電所。間伐材などをチップ化した燃料で蒸気タービンを動かして発電します
根室市昆布盛のウインドファーム。風のエネルギーを電気エネルギーに変える、風力発電所です
私なんかはつい、料金のことばかり考えてしまいますが、FIT電気にすると何かいいことがあるんでしょうか
いい質問です!実はそこに“なぜ、コープで電気?”の答えが隠されています。全国の電源の90%近くは火力発電なのですが、原料となる石油や石炭などの資源には限りがあります。自然の力を借りて発電する再エネは半永続的に利用できますし、CO₂の排出を防ぐなど自然環境を守ることにもなります
電気を使うのは何となく後ろめたい気持ちでしたが、FIT電気は人にも地球にもやさしいんですね
はい!FIT電気を利用する方が増えれば、コープさっぽろが推進する再生可能エネルギーの普及につながります
同じ電気を使うなら、少しでも地球の役に立つ方がいいですもんねー
百聞は一見にしかずです!風力発電所、見に行ってみますか?
え…!!
ミポのまとめ
● コープのでんきはメニューが2タイプ
● 全国に先駆けてFIT電気(再エネ)を100%使用
● 料金も大事だけど地球も大事
● 近々、根室に行くことになるらしい

今月の豆でんき

Q.コンセントの差込口はなぜ左右で大きさが違う?

A. 右より左が大きく、右は電気が流れる「電圧側」、左はアース線とつながる「接地側」。接地側は雷などで大きな電気が流れた際、地面へ電気を逃がす道になります。

でんき初心者ライター・ミポが、トドック電力営業部・カヨコさんと「コープのでんき」を学ぶ企画。皆さんも一緒に達人を目指しましょー!

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